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ジャック・ドゥミ『ロシュフォールの恋人』

ジャック・ドゥミ『ロシュフォールの恋人』 >神話が死んだあとに残されたチャームのよりどころが十全に示されている至言ですな。デュミはナイーブな田舎ものだからアニエス・バルダなんてのと結婚しちゃうわ、日本の資本入った「ベルサイユのバラ」なんかとってこけるわのてーたらぐのようですが、たとえばゴダールにとってのハリウッドよりデュミのハリウッド(この場合端的にミュージカル)のが輪郭が余りにもくっきりして...

十三人の刺客

三池崇監督の「十三人の刺客」@有楽町スバル座三池監督の「殺し屋1」についてはこんなことをかいてました。http://tatsujin.blog4.fc2.com/blog-entry-415.html「十三人の刺客」でも暴力(あるいは行為一般に広げて考えても良いかも)に関する明確なビジョンがあって、面白い。但し「1」とはちょいと違う構図。テレビ朝日等の出資=ある程度カットすればテレビで放映できる映画(R-12)、ジェレミー・トーマス(ラスト・エンペラ...

荻上直子監督の「トイレット

久々に映画館で映画を見たよ。荻上直子監督の「トイレット」。ヒッチコックの「サイコ」とネガポジな感じがした。サイコはネガ、トイレットはポジ。どちらも、母の不在をを巡る映画。「サイコ」のノーマン(アンソニー・パーキンス)とこの映画の長男モーリー(デヴィッド・レンドル)がちょいとダブってみえる。母の欠如を埋めるために、残された子供が紡ぐ物語(父の不在が通奏低音)。もちろん「トイレット」と「サイコ」は全く...

世紀の女王

「世紀の女王」BATHING BEAUTY (1944) 上映時間 101分 製作国 アメリカ ジャンル ミュージカル 監督: ジョージ・シドニー George Sidney 撮影: ハリー・ストラドリング Harry Stradling Sr. 音楽: ジョン・グリーン John Green 出演:エスター・ウィリアムズ Esther Williamsレッド・スケルトン Red Skelton本作は第二次世界大戦中に作られており、どうやら兵士の慰問を目的としたものであるようだ。日本はこういう...

ロメール先生

フランスの映画監督エリック・ロメールが亡くなったとのこと。始めてロメールを観たのは、1985年くらいだったんじゃないかな。大塚の名画座で、『海辺のポーリーヌ』だった。なんてつまらない意味のない映画なんだろう、とは当時のおろかな小生の感想。当時は映画のことなって何にも分ってなかったんだな、と思う。今思えば、ロメールを観ながら映画を勉強した気がする。勉強っていったら大げさだけど。だからロメール先生有り難う...

リミットオブコントロール limit of control ジャームッシュ

この確信犯ぶりは凄い。参りました。サスペンスの要素はあり得ないくらいゼロ。ある種のルールが撮りたいのではなく(そんなこと当たり前だが)、映画が撮りたい人なのだということが凄く伝わってくる(映画を撮ってるつもりである種のルールしかとれない人が多すぎるのだ。もっともそのルールさえ撮れない人もいるわけで)。あるいは、ある種のお約束は一切撮らず、別の種類のお約束のみを選びとって追求しているというべきか。ハ...

ジャームッシュ新作9月公開

http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=8811そうですか、スペインでさすらうんですね。スペインでさすらうっていったら、アントニオーニの『さすらいの二人』という大好きな映画と同じではないですか!!どうしよう。 早く観たいです。...

インクレディブル・ハルク(2008年)

監督のルイ・レテリエって人は73年生まれのフランス人みたい。 神経質そうな学者に役作りしてるエドワード・ノートンがハルクに変身するっていうのがこの映画の物語&スペクタクルの交差するポイントなんだけど、どーなんだろ、必ずしも満足いかない感じ。ヒロインのリヴ・タイラーはミスキャストな感じがする。最初のブラジルのファベーラでの諸シーンは良くとれていたと思う。ジュース工場のシーンも。それから、『キングコング...

ジャームッシュ新作

"The Limits of Control" トレーラーだけでもう興奮!! 早くみたいなあ。...

ロメール節

ロメールの『我が至上の愛~アストレとセラドン~』 久々の非ハリウッド外国映画。ロメールは大好きな監督。どうやらこれが最後の映画になるらしい。あの独特のペース、にじみ出てくる楽天主義的な雰囲気。彼が得意な古典的な意味でのコメディといって良いんだと思うのだが、ハリウッドものではあり得ない(あたりまえだが)彼独特の視覚的快楽満載。なぜか印象にくっきり残る映像。要するにここには映画の神様が降りてんだよな。...

クラッシュ

ブロークバックマウンテン、ミュンヘン、カポーティ等をおさえて2006年のアカデミー作品賞を穫った映画。 ロスの人種、民族的軋轢、人種的偏見を物語的駆動力としてうまく利用して複数の登場人物が絡み合う良く出来た社会ドラマ。 しかし上述3作に勝ってるとは思えなかった。 一言でいうと、うま過ぎちゃって、映画の神様が降りてきてない感じ。クオリティの高いテレビドラマに似たものになってしまっていないか。 この映画ロスが...

椅子の映画

途中からだったのだが、コッポラのゴットファーザー2(NHK BS)。一緒にみていた連れ合いが、「ゴットファーザーって、椅子の映画だね」と至言。 確かに。 かなりの部分椅子に座っている、椅子に座ることでこの映画は出来てる。というか、この映画から椅子やソファを取り去ったら映画として成り立たなくなるだろう。鉄道も自動車もこの映画には多分必要ないが、椅子だけは必需なのである。あの映画での椅子の意味、あるいは椅子に...

コーエン兄弟 三隅監督 三池監督

コーエン兄弟の『ノーカントリー』と『ファーゴ』は基本的に(物語的)構造は全く同一なのだが、映画的方向性でまったく逆方向に振れてると思う。 『ノーカントリー』では『ファーゴ』的構造を用いて、ともかくサスペンス的運動を作動させることにのみ重きを置いた映画に思われる。振り返って『ファーゴ』のほうはといえば、基本的にはサスペンス的なものは排除されているように思われ、出来事の連鎖が(割と)淡々と描かれている...

マディソン郡の橋(クリント・イーストウッド監督)

ハーレクイン系の恋愛ものでしょ、なんて観もしないでバカにするなかれ。この映画はほんとに驚くほど素晴らしいです。 とりあえず一つ挙げるとすれば、雨の別れのシーン。 人が別れるシーンを自動車を通して描いている雨のシーンの凄さ!! このシーンには、ある意味カーチェースの伝統を持つアメリカ映画の神髄が凝縮されてるといっても過言ではないでしょうな。赤いランプがどうしようもなく美しく切ない。まじでヤバい。 その他...

Riding Giants

大波にのることを至上の喜びとするサーファー達に関するドキュメンタリー映画。素晴らしかった。 「Riding Giants」では、50年代米国に始まるビッグウェーブサーフィンの発展がクロニカルに描かれている。以下、非常に感銘をうけた点。 50年代の米国消費社会に生み出された若者サブカルとしてのサーフィンは、例えばMTVのジャッカスあたりの2000年代スケボーサブカルと本質的に全く変わらないということがこの映画で解る。当時のサ...

最近みた映画

隠された記憶 ミヒャエルハネケ監督 ユーロスペースにて(円山町に移ってから初めて行った!インディーなシネコンビルになっていてびっくり)。サイコものとも言えるが、それに民族問題がからんでいている。例えばハリウッド的な映画だと、安心してみていられる観客の視座が一応用意されていたりもするだろうが、この映画は、単にサイコドラマ的後味の悪さとは違う後味の悪さが残るようにできている。それがこの作品のユニークな...

ここんところ観た映画

ふり袖捕物帖 若衆変化 松村昌治監督 美空ひばり 大川橋蔵老中のおてんば姫が街にでて外国奉行らの悪事を暴く。美空ひばりが歌あり踊りあり、振り袖岡っ引き洋装と派手に立ち回る。にやけた橋蔵は実は凄腕の白頭巾で姫の目付役。幕末の岡場所での違法な外国人接待という突飛な設定で、「洋楽」もどきも映画に導入の娯楽もの。1956年の日本映画(東映)の実力はたいしたものである。男はつらいよ 寅次郎相合い傘75年。渥美清の...

2006年3月に観た映画

アメリカ、家族のいる風景 ヴェンダース 残念ながら「パリ・テキサス」の二番煎じというか、それを超えられていない作品にとどまっていると思った。「パリ・テキサス」におけるマジックミラー越しの会話のシーンのような山場となるシーンがこの映画には無い。あと映像がスタイリッシュすぎる感じも好みではない。ヴェンダーズ、思い切って西部劇撮ってしまえばよかったのに。ちなみに今年初めての映画館でみた映画!!ゴットファ...

2月及び3月初旬)に観た映画

レンタルよりテレビで観た映画のが多いかも。間違えられた男 ヒッチコック 1956 ヘンリーフォンダ。実話に基づく冤罪の恐怖を描いた映画で、確かにヒッチコック作品としては例外的だが、もちろんヒッチコック的味付けとして、妻の発狂(自らの超自我に押しつぶされる妻)が重要な物語要素になっていると思われる。警察検察の官僚制による召喚に翻弄されるヘンリーフォンダの控えめな不安の表現は、つぼを得ている。この映画が、...

一月に観た映画

村上龍『限りなく透明に近いブルー』1979言うまでもなく、駄作。東映。ほとんどの要素が良くない。市川昆『日本橋』1956年セットが独特(表現主義的っていうのかな)。水準以上。芸者の好いた惚れたのもつれの話。医者の品川隆三は「焼津の半次」役をやった俳優、懐かしい。バッドアス・シネマ 2002年ブラクシブロイテーション映画についてのドキュメンタリー。ハリウッドの低迷はこの手の映画により救われたが、その後、黒人映画...

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Tatsuto Shiina

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    "Complete jam & some other stuff (2008-2009)"
    youtubeにて抜粋聴けます
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    DQC-250 http://SoulGardenRecords/ BounDEE,Inc 2,625円 (税抜き2,500円)

    Member:
    椎名達人 Tatsuto Shiina (B, Composition)
    森孝人 Takahito Mori (G)
    天倉正敬 Masanori Amakura (D,Per)
    菱山正太 Shota Hishiyama (P,Key,Org)
    宇宙灯ル Solatomolu (Vo,Cho)

    01. Adventure#1 (椎名)
    02. Jam#1 (椎名)
    03. The Room featuring solatomolu (椎名/宇宙灯ル)
    04. Soulful Drums (ジャック・マクダフ)
    05. Red Clay (フレディー・ハバード)
    06. Jam#2 (椎名)
    07. Boss (椎名)
    08. Boss & Chiro (椎名)
    09. Chiro (椎名)
    10. Mt.H. (椎名)
    11. Adventure#2 (椎名)
    12. Alfie (バート・バカラック)
    13. Boss (alt. take) (椎名)
    14. Evidence (セロニアス・モンク)

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