デビッド、サバ、ゴスィが家に来て、私の曲にラップ、ボーカルを入れる。新しいインターフェースはなかなか良くて、同じマイクで録音してるわけだけど、低音とかしっかり出る感じだし、女性の声の感じも全然良くなった。先日録音したものとちょっと音質が違うのだが、まあなんとかごまかすことは出来るでしょう。ゴスィはギターのコードを教わりに来たのだが、ちょいと歌ってもらう、セネガル的な歌唱法(ユッスン・ンドゥールの音域をちょっと低くした感じをイメージしてください)でたいへん面白い。エコーをかけて「エキゾチック」な感じで使おうと思っている。ゴスィにはG7-13とかAb/BbとかEb69とかその手のジャズっぽいコードを使ったサマータイムを教える。彼はCとかDmとかその手のコードに慣れちゃってるので、ジャズ系のコードは押さえづらそう。逆に私はCとかDmとかは苦手。
割と郊外の楽器屋に、オーディオ・インターフェースを買いに行く。Uバーンと呼ばれる地下鉄からトラム(路面電車)に乗り換えて30分くらい。前年までは市内にあった楽器屋が郊外に移ったのだ。店はすごくでかくて、2階部分にはギターやベースが数百本陳列されている。それらを一瞥してから、欲しいインターフェースを買う。価格は日本と変わらない、というかもしかしたら少々割高(涙)。家に帰って早速使おうと思ったら、OSX用のドライバをロジックのバージョン6が認識しない模様。従ってOS9(クラシック)で利用せざるを得ないようである。肝心の音はというと、噂通り悪くない!ロジックの0SXはイコライザが良い感じなんだけど、それを使うのを諦めないといけないのはちょっと辛いが、この音の良さには帰られない。しかし、質の悪いインターフェースを使うと、音の分離、定位とか低音が悪いので、なんだかんだといろいろ工夫せざるを得なく、従って、ミックスは上手になるんじゃないか、というような気がする。けがの功名。まあ新しいインターフェースでも、もちろんいろいろ工夫することになるでしょうけど。
ところでこの機材購入、先週ケルンから来た友人が、早く買って早く使い倒したほうが、コストは下がるというcost of ownershipなる理論を教えてくれたせい。と散財を人のせいにする。
デビッドが来て、私の曲にラップを録音。ちょっとスイングしてるアフロビートっぽい曲の上に、アフリカをテーマとしたラップをのせる。タイトルはサクリフィス。犠牲の精神をもってアフリカを良くしてかないと・・、という曲。英語のラップ。レイドバック気味のリズムをもったフローが気持ちいい。彼のアフリカ訛りの英語もいい感じ。彼自身は今日はストレスフルな日で、その影響でイマイチの出来と言ってたんだけど。これも良い作品に仕上げたいものである。
こっちでの滞在も残り少なくなってきた。もっとたくさんコラボで曲を作っておけばよかったかも、と今になってちょっと思う。
ジャズケラーのジャムセッションに行く。Doxy、ボーカルのステファニーのバックで、マイファニーヴァレンタイン、ボディ・アンド・ソウルをやって休憩、そのあと今度ばステファニーのピアノ&ボーカルでカンタロープアイランドとサマータイム。帰り際に彼女とちょっと話す。彼女は芸名を今考えてるらしくて、ダルマー・なんたら、っていうのにしようかな(ダルマってのは仏教の例の達磨からとったらしい)って言っていた。だけど、日本のダルマを絵に描いて、あなたはビューティフルだから、この人形と同じダルマという名前は似合わないよ。と忠告(笑)。しかし、なんでダルマなんて名前付けようとするかしら?漢字のタトゥー入れるのと同じ感覚かも(苦笑)。
ケルンから友人がきて、二人でジャズケラーへ。本日はアーニー・ワッツのライブ。カルテットで他の三人はドイツ人なのだが、ピアニストとはレコードも作っているようだ。曲はスタンダード2割とオリジナル8割。オリジナルの多くは4枚綴りのアレンジもので、果たしてこのアレンジ、意味があるんだろうか、みたいなものもあったけど、オリジナルなものを志向しているんだ、という意志は伝わってくる。アーニー・ワッツのプレイはさすがにベテランらしい堂々としたものを感じる。いうまでもなくファンク&コルトレーンという芸風。バンドをリードするちょっとした仕草なんかにもベテランらしさを感じる。ピアニストは、演奏中はちょっとリズムが弱いところもあるかな、なんて思ったんだけど、友人が録音したものを聴いてみると、悪くない。生と録音の印象がちょっと違うプレイヤな感じがした(そういえば、高水健二という日本のベーシストにも同様の感想を持ったことがあったなあ・・・80年代の話だけど)。
デビッドが来て録音。私が曲、彼が作詞のレゲエの曲。以前録音したメインのメロディにカウンターメロディを加えて、そのカウンターメロディのラインで不必要な部分を削除して、ダブルになる部分とならない部分をつくってメリハリをだす作業をする。あとは、間奏のキーボードを入れれば、この曲に関しては作業はほぼ終わりとなる。しかしミックスとかも問題ではあるのだ。いい音でしかもいいバランスで最終的な作品に仕上げたいものである。
去年の春から夏にかけてやっていたエディのバンドのキーボードで、他にソウルセッションバンドとかグルーブシンジケートのキーボードでもあるヨアヒムから連絡があって、彼のエリアでジャズのセッションをするからと呼ばれる。メンツはサックスのミヒャエル(タクシーの運転手)、とギターの人(うー、名前失念)。ヨアヒムはキーボードではなくなんとドラム。で、サックスとドラムはイマイチだったけどギターはかなり弾ける人だった。こういうジャズな集いはこっちに来てから初めての経験。いろんなスタンダードを演奏。練習スタジオは駅に隣接していて、スタジオのある建物の中にライブハウスもある。そこにはペーターブロッツマン(先月)だの、英国の渋いオルガン奏者だの、ハウシーなビートを取り入れたジャズのバンドだの地元のレゲエバンドだのいろいろ出演してるんだと、ヨアヒムは語る。そしてこの店を中心に若い連中が集まるコミュニティが形成されているのだそうだ。彼はその一員。お店を殆どノーギャラで手伝ったりもしてるらしい。地元にそういう拠点があるっていうのは、いいなあ、と思った。
ジャズケラーのジャムセッションに久々に行く。というのは朝、ハウスバンドのワルターに
道でばったりあって、思い立ったから。行かないと、行かなくなってしまうものである。ジャムセッションというのは。で、行ってみると、NYに行ったとばかり思っていたトリフォンがベースを弾いている。なーんだ、ってかんじ。あと、トーステン(NY在住のドイツ人ギタリスト)が仕事で戻ってきていてセッションに参加していた。レコーディングの予定だったのだが、キャンセルになっちゃったらしい。それで4月のイースターの週末にフランクフルトでライブをするとのこと、残念ながら、そのころは私はもうドイツにいないだろう。彼のギグを一度ちゃんと聴きたかった。そうそう、カウンターのバレンティンがアップルワインを一杯おごってくれた。
さて、私が演奏したのは5曲くらい。常連の日本人のさとしさんと曲名わすれちゃった、殆どやったことないスタンダード一曲、知らないピアニストとやったことのないスタンダードを2曲(これは辛かった・・)、そのあと社会学を専攻している学生ギタリストとブルース(マイナーものとメジャーもの)。このときのピアニストがベルリンから仕事で来ていたフィリピン人で、いい感じだった。ベルリンはやっぱたくさんミュージシャンもいるし、毎日ジャズのジャムセッションをどこかでやってるそうだ。で日本人のウッドベースと仕事をすることもあると言っていた。彼は私のソロを褒めてくれたけど、私としては全然だめだったな。最初の3曲がきつくって、後のブルース2曲でもまったく気持ち的に入っていけなかった(ドラマーがよくなかったのだが、人のせいにしてはいけないと思う)。やっぱりジャズはそれなりに日々やってないとダメってな感じである(まあジャズのセッションに行くと、必ずそう思うことなのだけどね)。
ショコラーデのリハ。本日はライフ欠席。コートジボアールのロラン(彼はライブのプロモーションとかもやっている。)と、名前失念の米国人が来ていた。今回のリハも、まあサバのバックルラウンドコーラスの練習という感じで、あとゴスィにYouユd be nice to come homeのコードを教える。なんとか出来そうな感じになってちょっと安心。
ショコラーデリハ。着くとまたまた私が一番遅い。でゴースィとライフがへらへらしている。ゴースィがこんなに陽気なのをみるのは初めて。リハの間中へらへらしている。やれやれである。サバのバックグラウンドコーラスのための練習のような感じで進行。ただし、デビッドが昔からやりたがっていたYouユd be nice to come homeのレゲエバージョン をサバの歌でやることになっていて、これがコードがたくさんある曲なので、ライフもゴースィもすぐには出来ないのでお持ち帰り(宿題)となった。