[2008/07/06 11:23]
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サーフィン映画『ステップ・イントゥ・リキッド』を観にいく。 5年ほど前、マウイに行ったとき、素晴らしいサーファー達のサーフィンと素晴らしい波をみて、やってみたいなあ、とあこがれたことがある。 この映画を観て、もしかしたたらサーフィン映画の最大のポイントは波が美しいか否か、にあるんじゃないかなあ、と思った。当たり前だが波無しにはサーフィンは不可能だ。この映画では66フィートの大波からタンカーが起こす延々と続く波(その波によって人は3分もサーフィンを続けられるんだそうだ)まで、いろんな波を見ることができる。私は白く砕ける波が好きである。 波とは言うまでもなく、直接地球が生み出す波動である。そしてサーファーは、ボードを通しではあるが、その波動とスピードをほとんど直に感じることができるわけだ。これは強力なグルーブ体験である。 もちろん音楽はグルーブ体験だ。しかし、サーフィンほど直裁なものではないと思う。 音楽の場合、グルーブってのは、演奏者が生み出すものであるのだが、しかし実は降りてくるものでもある。能動と受動との狭間に生み出されるもの。まあサーフィンも同様なのかな。サーファーは良い波動を捉え波乗りをエンジョイ(享楽)するためにテクニックを磨くのだろうから。言えるのはどっちも一生ものということ。
Sofa @ the ROOM 渋谷のルームでの夜中のジャムセッションにまた行ってきました。結構知りあいもたくさんいて、いろいろ話も出来て楽しい感じでした。私は2曲。林田(KB)、マサ(Dr)、ギターの方、サックスのごうはらさんってなメンツでやったやつと、あとはレゲエっぽくなったセッション。 最初のやつは、マサがドラムンベースになってかなりカッコよかった。ちゅうか、セッションなんで、ある程度目立たないとアレなんだと思うんですが、まあマサに持ってかれた感じ(笑)。 そのあと、店員の方のバースデーセレブレーション的なラッパー入ったセッションでのマサのプレイも、安定して良い感じだった。キーボードの人のローズのコードワークが大変印象的で、無駄に動かずに、ループの良さを通ったプレイという感じがした。あと、店員のベースの兄ちゃんのプレイもシンプルでよかった。このセッションが、この日の頂点。 私の二回目の参加セッションは、キーボードの人がcの音をぽんぽんと弾き初めて、いなたいソウル系になるかと思いきや、ドラムの方がレゲエ的なパタンに落ち着いて、まあレゲエ的な感じとなる。このジャムは、殆どがバックビートもので7th系やマイナーコードのファンク系なので、そういうもの以外がやりたいと思っていたところで渡りに舟。メジャーのI-IV-Vみたいなコード進行。 ンデゲ的なレイドバックが気持ちよかったバークリー帰りのベースのまつだ氏とか、逆にバークリー行きの予定のキーボードのサトウ氏等、なかなかレベルの高いかたがたがいろいろ来ていました。何人かとは挨拶もしたのですが、全ては把握できず。。
みともたかこさんのライブ@plug 最初に自分にエクスキューズしてしまえば、まあ半ば混乱気味のリハ一回で、まあまあだったのではないか、とは思われるのですが(お客さんの反応も、好意的だったと思うし)、自分の演奏としては、かなり致命的なミスを犯しており、反省しきりです。致命的なミスとしては、「同じ空」という曲の5拍子のパートでの盛り上がりに反応してたら間違って6拍子になってしまい、そのあとリカバリー出来ずまわり(特に歌手)に迷惑かけたこと、それから、「モンスーン」という曲で、自分で指定しておいた決め(というかブレイク)の拍数を間違えて、格好良く決まらなかったこと。この辺は、まあシンガーのバックではあってはならないことだと思われ、マジで御免なさい。別の注意点に気をとられていて(あるいはただぼーっとしていて[痴])、肝心の構成・進行をおろそかにしてしまうという初歩的なミス。さて、自分にまず厳しくというか、恥をさらけ出したあとで、客観的な全体的反省に参りましょう。 リハであーだこーだといろいろ最後の曲(みともさんのオリジナルのカラーズという曲)のアレンジ。この曲は、以前別のメンツで録音された演奏が参考音源で渡されておりました。もちろん、そういうものをもらうと、ムズムズと対抗意欲がわくものなんですな(笑)。まあそういうわけで、「アーダコーダ」とリハでは時間をかけてしまったということもあります(8/11の「効果的なリハのために」参照)。でも、リハの録音を聴いてみたら、最初に自分がイメージしていた方向性が実は間違っていなかったことが分かり(リハではいまいちその方向に自信がなくて、あーでもない、こーでもないとほかのリズムパターンとかを試して時間を食ってしまったのでした)、こんなことなら、初心を貫けばよかったなあ、と反省。結局本番も当初イメージしていた方向性でやることになったわけですが、ラストの曲としてふさわしい、ちょっと暖かみのある雰囲気のアレンジになったような気がします。
メジャーでラテン系のBPM120程度をBPM60くらいのまったりレイドバックした暗めのジャズロック+ヒップホップソウル÷2みたいな感じにアレンジを全然かえちゃった、みともさんのオリジナルの「モンスーン」(2曲目)。。みともさんの自主CDにも一曲目にはいってる曲なのですが、全然違う雰囲気にしたので、みともさんは歌いづらかったと思うのですが、つきあってくれて有り難う。頑張って雰囲気を変えて対応してくれました。ただ、元の元気の良いバージョンのリズムまわしを引きずってるところがあって、もっとまったりと(レイドバックした感じで)歌ってくれたら、さらに暗〜く、渋くなったかもしれません。ただ、バックの演奏も、リハの時よりはテンポが速くて、どろ〜っとした感じがイマイチ出せなかったような気がします。ライブはやはり気持ちが結構ハイになってるし、ダウンでローな感じを出すのは難しいですな。 有名な「ムーンリバー」(3曲目)、これは超スローで、殆どジャズの世界でした。実は、この曲をやることが分かった時にまずは直感的に、この選曲が妥当かどうか・・とは思ってはいたのです。この曲を演奏するということが妥当かどうか、ということが一番気にかかるところではありました。結果的には、まあオッケーだったんじゃないでしょうか。出だしの有名なメロディーの部分でFのペダルの上でコードが印象的に動くアレンジがとられていたのですが、ここでのキーボードの和音が秀逸な感じがしました。この和音のイメージに代表されるようなディテール群によって、一定のモダンさが確保されていたムーンリバーだったと思われます。そうそう、たとえば、最近のブルーノートレーベルの「ジャズボーカルもの」(カギカッコ付きだけど)にあってもおかしくないような雰囲気。
一曲目の「リーチフォーザトゥルース」はリンダルイスのオリジナルで、原曲を渡されたときは、「これは演奏不可能でしょう」と思いました。小節数が半端だったり、イントロのキーボードのリフが頭がどこだかよくわからんようなパタンだったり等々で、これをカヴァーするのは「しちめんどくさい」というのが第一印象。でもアレンジはほぼコード一発のファンクということで、はまるんかいな、と思ったのですが、それが結構はまる曲でもあったのは、新鮮な体験でした。喰わず嫌いはよくない、というか、ソースを変えてみれば、肉の味わいも変わるわけですわな。まあそれがアレンジの醍醐味なわけですね。で、曲順的にはこの曲を一曲目に持ってきたみともさんの判断はすごくよかったと思います。単純なファンクで一曲目から盛り上がりが作れて、その後も良いムードが作りやすかったと思います。 実際、対バンがあるライブハウスでのライブは、持ち時間がぜいぜい一時間弱程度が普通だと思われます。この間に何らかの結果をだすことは非常に難しい。これが2ステージ構成であれば、1ステージ目で体がほぐれて、2ステージ目で爆発、ってな具合にもなるんでしょうけど。1ステージ45分程度で出し切るためには、最初から、高い集中力とか爆発力とかが必要となりますね。 さて、4曲目には、今回のライブで一番アップテンポの演奏だったみともさんのオリジナルの「フライハイ」という曲。みともさんのリクエスト通り(あるいはそれ以上か?)のアップテンポの演奏。後から思えば、細かいところで、そんなに手間をかけないでもっといろいろ工夫出来る曲だったとも思うのです(例えばコーラスパートのコードとかベースラインとか)。が、まあアップテンポで、激し目に演奏すれば、それなりに盛り上がる曲、というわけで、それなりに盛り上がったと思われます。思い切ってキーボードのソロパートは完全にスイング(4ビート)にして、歌のパートとは違うコード進行とかつけて演奏してもよかったかなあ、とかいろいろアイデアが後から出てきます。あとでライブの録音を聴いたら、どうも全体的に思っていたよりジャズっぽい方向性を感じる演奏だったので、もっとジャズ度を高めてしまってもよかったかもしれません。
ラス前の「同じ空」この曲は、途中からスイング系の6/8拍子あるいは5/6拍子になって盛り上がってしまうのですが、そこが実は個人的にはあんまり好きではなかったです。なんかちょっと古くさい感じがしてしまうのです。しかもなんだか節操なく盛り上がってる感じもして、なんかひと味違う演奏ができないものかなあ、と思っておりました。ニューソウル的なアジが出るような演奏になれば、私的には御の字だったのですが。 曲的には以上のような感想。ギターの森君は、演奏直前にギターがスタンドから外れて床に叩きつけられた拍子にネックがおれてしまい、急遽店のアコースティックギターを借りての演奏で、ともかく、残念sorry・・の一言につきます。林田君は、細かくリズムを出すようなバッキングの際に、少々プレイが前のめりになる傾向があると思われました。軽く聞こえてしまうので、多分もっと重いリズムを出すことを心がけたらいいのかな、と思いました。例えば、8とか16とかのウラをためるようなイメージっていうか。そんなにがつがつ細かく引かなくても十分かとも思われます(落ち着きのない感じのファンキーなピアノソロをとっているところがあって、それも意味上述の前のめり的プレイと同質の方向性を持つプレイなのかもしれないのですが、それはソロのアプローチとしては面白くて良いと思いました)。あと、ギターのアプローチとキーボードのアプローチが重なってしまってるところがあったかもしれません。例えば、ギターは細かめに、キーボードは長い音符中心に、みたいな感じでやるのが相性いいのかなあ、などと、後で録音を聴いて思いましたが、どんなもんでしょうかね>森君、林田君。曲にもよりますが、なんだか二人が競い合って細かくリズムを出しているように聞こえるところがあったようにも思われまする。リハ一回だと、そういうところまできちんとやるのは難しいので、本番中に聴きあってバランスとっていくしかないですよね。
ドラムのマサ氏は、安定したビートと申し分のない曲の流れを作る力を有しており、今回のアンサンブルにおいて、信頼感のあるステイブルな土台となっていたと思われます。ドラム(ドラマー)は、ドラムが入る音楽においては、常に中心的な存在であり、その音楽を規定する強い力を持っています。良いドラムがいるバンドは、それだけでほぼ勝ったも同然、ということが言えるわけですが、今回のライブの演奏がある程度成功していたとするならば、それは6割がたドラマーのマサ氏の力だといっても過言ではないかも、と思われます。マサ氏は、もう基本的なところではなんも言うことはないわけで、かつ新しいドラミングに関する感受性をきちんと持っているし(日本では案外まだ間違いなく少数派)、かといってそういうものばっかというわけではなく、つまり浮ついておらず、私も一緒に演奏していて大変勉強になります。オリジナリティというか、固有性のようなものが、良い感じに香ってくるようなドラマーになると、たいへんなことになると思われますが、今後も仲良くして下さいね(笑)。みともさんは、演奏中の合図とかを、今以上にうまく出せるようになってくれるとバックとしては有り難いところです。あ、あとMCの途中にへらへら笑いすぎ(笑)。 あ、そうそう、ライブ全体としては、ある程度、北米的なサウンド、しかも、南ではなくて米国北部的な曲調で全体の曲を纏められたってところは、今回のアレンジ&アンサンブルでポジティブに評価できるところかなあ、と思われます。 最後はだんだんメンツへの私信みたくなってしまった本日のセッション通信、これにてお開き御免。 最後に来てくれた人、有り難う!!
横浜の赤煉瓦倉庫内のTUNEというバーでの、夕方から夜にかけてのクラブイベントに赴く。 森田潤さんがDJ、中近東系のネタでDJすると聞いていたのだが、なるほど、なかなかオリエンタル・アラビックな雰囲気ただようトラック群のミックス。これを聴いていて、フランクフルトで行ったライブ/DJのイベントを思い出した(このときのセッション通信が2003/07/07 (月) 「アジアン・アンダーグラウンド系ライブ聴きに(1)、(2)」にあるので参照下さい)。森田さんのチョイスは、フランクフルトのインド系(orパキスタン系)DJの上げ上げパーティー選曲とは違って、もっとアブストラクトで実験的。地味だが、パーティの趣旨にあった選曲。 ライブアクトはアンビエントでスピリチュアルでムーディでセンジュアルな雰囲気の女性キーボード&Vo、サックス、トランペット(スペシャルゲストのオーガナイザーのオサダさん)。ライブアクトそのものはすごく良い感じだった。いい音楽をやってるなあ、という感想。 思ったのは、プログラムされたパーカッションの、特に「金もの」のPAから出る音がショボイ感じで、これが非常に残念だったこと。生音っぽい感じのプログラムだと、音源利用でPA通ってスピーカーから出てくる音は、どうしてもホントの生(のマイク録り→PA→スピーカー)に比べれば貧弱なのである。小さいハコなら、生のパーカッションだとホントの生音も聞こえるし。一方小さいPAでリバーブとかもガンガンかけちゃうと、悲しい感じになってしまうのである。音楽そのものはすごくよいと思ったのだが(曲もかっこいいし、やりたいことが明確に見えてくる音楽なのである)、多分このユニットの音楽は音響も込みで気持ちよさとかが出てくるものでもあろうとも思ったので、そこがちょっと残念だった。多分生のパーカッションが入るのが一番の解決なんだろうけど・・。
こうした問題は実は自分がいまやろうと思っているバンド、いやこれまでやっていたバンドにとっても問題なので、いろいろ考えさせられたわけです。以前私のバンドはドラム音源としてMPCを使っていたのですが、これを直でミキサー→スピーカーってな具合でつないでも、ショボイわけで、それを改善するためには、真空管使って良い感じに倍音(歪み成分)がのるようなプリアンプ、それにコンプとかを使って音圧を稼いだりとかしたほうがよい結果が出る、というあたりまえのことが分かったのがたかだか1年くらい前のことなわけで。 これからやるバンドは生ドラムとリズムマシンとかが絡むような感じになったりもするので、そのとき発生する生音と音源・サンプル音との絡みで、後者がショボくならないようにすることとかを、きっと考えなくてはならなくなるだろう、なんてことも思ったわけです。 例えば、電子音みたいな単純な音でもそのもの(電子的に発信された音をアンプリファイしてスピーカから出した音)と、それをサンプリングした音は違うのである。ビンテージのアナログシンセ、サンプリング技術をつかった楽器ではなくて電子楽器(例えば電子オルガン)を求めたがる人の気持ちが少しは分かるような気がする。考えてみれば、現在の多くのキーボードを始めとする楽器は、要するにある用途に特化したサンプラーである場合が多いわけですね。サンプラーってホントに便利なんだけど、やっぱシミュレーションの世界である、ということは一応は踏まえておかないと、ポストモダンバカになってしまうかもしれない、と思う。ポストモダンバカどこが悪いの、って言われたら一言もないのですが(笑)。
あつまったDJ諸氏が語っていたのだが、要するにみんな「まわり道」をしているのである。このまわり道ってのは、ただレコードのガイドにあるものを買って近道して満足してるんではなくて、多分、何故か惹き付けられたり、気になったりするものにこだわって、そしてそういうまわり道をいとわないからこそ、それが各人の持ち味になるのだ、ってことだと思われる。 世の中、本当にたくさんの種類のレコードがある。そのなかから一連の作品を選んで、それを連ねることによって一つの世界を作り上げるっていうDJの作業は、実に興味深いわけである(そのために彼らは日々こだわってこだわってレコードを集めているのである)。その作業が成功するならば、自分の特殊なこだわりにこだわって、普遍性に突き抜ける姿が、そこには立ち現れることになるであろう。
電化ジャズで原稿を書いてくださっている森田さんのお誘いで、クラブジャズ系のDJがレコード持ち寄っての鑑賞会に参加して参りました。場所はタタミカフェ( http://moomoo.gaiax.com/home/babyq) のBabyQ さんち。恵比寿と代官山と渋谷の間にあって、超地の利がよい場所で感動的でした。 さて、あつまったDJはトージョーさんとタケシタさん(Jazzagogo)、昼からビールをぐいぐいのみながら、レアな70年代くらいのレコードをつぎからつぎへと聴いていきました。Qさんは気を遣っていろいろ私の素性を紹介してもくれました。有り難う。そうそう、おがたたけろう氏の諸作、トージョーさんとタケシタさんに好評でしたよ〜! 持ち寄られたのはレアなレコードばっかで、知ってるアーティストなんてほぼ皆無のレコードばかり。もりたさん、トージョーさん、タケシタさんそれぞれにテイストが違っていて、その辺もおもしろい。そしてなにより、それぞれがそれぞれの選曲をリスペクトし合っている感じを好感。レアといっても、昔の言葉でいうと「アジのある」レコードじゃないと意味がないんだと思う。それはたんに風変わりってのとも違う(例えば聴いたどのレコードも演奏はみんなちゃんとしてる)、クラブでかけられるかかけられないかはともかくとして、なんかある種の心の琴線にびびっとくるようなレコードなわけですな。もちろんそれは、どーせ趣味の共同体内での微妙な差異の戯れでしょ、みたいに訳知り顔でいうこともできようが、そういう「センス」を実践していくこと(つまり、レコードをコレクトし、クラブでDJをし、自宅でレコードを聴き、レコードを売り、クラブでDJをし、海外からレコードを買い、自宅でレコードを聴きクラブでDJをし、DJ同士で話し、クラブでDJをし・・・・というライフ)の積み重ねは、実際に持ち寄られたレコードの面白さを考えても、甘く見ることはできないと私はつくづく思う。
みともたかこさん(ボーカル)のサポートで、リハをやった。仕事が終わってから7時半〜11時半の4時間。非常に疲れる。効率的なリハ、という観点からは、私自身、いろいろあーでもないこーでもないとやってしまい、かなり足を引っぱってしまったと思う。終わってから反省しきりである。 リハは、バンドのメンバーが貴重な時間を割いて捻出し、本番を良い演奏にするための極めて貴重な時間である。一般的に都内のライブハウスで演奏する場合は1時間程度、曲数は10曲程度、ってのが目安になるだろうか。これを3時間〜8時間程度でさらうことが要請されるわけである(リハ回数は1回ないしは2回を想定)。ならば、リハ以前の時間、プレ-リハ、すなわちリハの準備(本番の準備ではなく)が極めて重要となるというのは、合理的な考え方だと思う。 本場の準備のためのリハの準備、これが必要なのである。以下に以下に準備すればいいか、そしてリハをどうマネージしていくかを、以下に思いつくままにに書いてみよう。
・ 選曲は、バンドの演奏者にとって演奏しやすいアレンジであること。仮に凝ったアレンジに取り組もうと思う場合は、リハの時間を多くとる必要があるだろう。 ・ 選曲の際は、ライブの長さ、曲順をも考慮に入れること。 ・ アレンジは独りよがりにならないようにすること。演奏者の特性を考え、自由度を確保しておくこと。つまり、がちがちの譜面は作らないこと。作っても無駄になることが多い。 ・ 演奏される曲の譜面をなるべく分かりやすく作ること。譜面には、テンポやリズムの感じ(ドラムパターン等)を記し、可能であれば、文章等により楽曲のイメージについて補足することが望ましい。 ・ 重要なのは、本番でのつつがなく効果的な演奏である。そのためには何が必須な要素で、何が不要・冗長・無くてもよいものかを見極めること。人間、あきらめることは大事なのである。 ・ 曲のアレンジを行う場合、特にイントロとアウトロについては、人任せ(他の演奏者まかせ)にしてはならない。きちんとアレンジに含めて考えること。 ・ 演奏をディレクトする人は、演奏のイメージを事前にしっかり言語化し、メンバーの質問等に答えられるようにしておくこと。 ・ 出来れば、演奏される曲の音源を付けること。カバーの場合は、オリジナルはもちろんだが、バンドで以前に演奏されたバージョンがあるならばそれを必ず付けること。音源には、文章等を付加することにより、演奏のイメージをより明確にさせることを心がけること。仮に、参考となる他の曲なんかがあるならば、その音源も付けたりするのも望ましい。 ・ 演奏される曲の譜面や音源などがリハの事前にメンバーに行き渡っていること。最悪それが無理な曲については、短い時間でメンバーが理解出来る程度のアレンジにとどめること。繰り返しになるが、凝ったことを使用とする場合は、リハの時間をたくさんとらなくてはならない。 ・ リハの進行にメリハリをつけること。練習する曲順も事前に決めること。 ・ メンバーには、練習する曲の曲順を意識させること。 ・ リハの時間に遅れるメンバーをバンドに入れない(笑)。 ・ 演奏する楽曲の数とリハの長さ(時間)から、一曲あたりどの程度時間を取れるかを計算する。もちろん難しい曲には時間が多く必要だったりするので、その辺の事情を考慮して、リハのスケジューリングを立てること。
・ スタジオでの音のバランスに注意すること。出来れば気持ちよい音で演奏したものである。演奏者は互いにもうちょっと音を大きく-小さく等伝えあうこと。ボーカルには適度にリバーブ等かけること。基本的にはなるべく疲れないような音を作ることに心がけること。 ・ 演奏する前に、譜面に基づいて、楽曲のイメージ、構成、注意点等を口頭で伝える。 ・ 必ずしも曲の頭から練習し始めるのが効果的であるとは限らない。曲の基本的リズムや注意を要する部分に関してまず練習することが効果的である場合があることを考慮に入れること。 ・ リハの演奏ではあまり熱くならないこと。演奏しながら、ディレクトする人を中心に口頭で構成を伝え合うこと。演奏中の口頭でのコミュニケーションは極めて重要だと思われる。 ・ 休憩をきちんととること。人の集中力はせいぜい30分続くか続かないかである。 ・ 演奏中にアレンジの変更を行う際は、演奏者が簡単に理解出来る範囲のものに止めること。特にアレンジの変更者がきちんとした代替アレンジを持たず、あーでもないこーでもないという感じになってしまう場合は、時間の無駄になる場合が多いので、アレンジの変更は行わないことが望ましい。 ・ 長時間経過後、集中力が切れてくると、ドラムを中心に音がでかくなってくるので、要注意。音がでかくなると、余計集中力が切れるものである。出音にセンシティブではなくなると、プレイヤのプレイ自体にも悪影響を及ぼすような気がしないでもないし。 ・ リハは、バンドのメンバー全員が録音し本番までに繰り返し聴くことが効果的である。なので、レコーダーはリハのマストアイテムである。 ・ しきりが悪い場合は、はっきりもっとリハの準備が必要であること、リハを改善すべきことを、仕切る人に伝えること。 ・ しきりの悪いリハを行うバンドには、参加しないこと(笑)。 あー、まだまだたくさんあるようにも思える。特に、リハの最中には思わぬ不足の自体が起こる。そういう際の危機管理は重要。 いすれにせよ、リハは、本場より重要なイベントだという気持ちで臨むべきであり、バンドの主催者、リーダーあるいはバンドマスターは、結婚式でも仕切るつもりで臨むことが必要だ。 これを読んでくれた人、リハやリハの準備にとって重要だと思われること、経験したこと等を是非www.shiinaband.comのBBSに!お互いに切磋琢磨いたしましょう。
あるライブを聴きに行く。実は結構期待して行ったのだが、残念ながら私の観点からはあまり満足のいくライブではなく残念だった。 ライブというのは歌の力・MCの力、バンドの力・PAの力、ハコの力、オーディエンスの力、その他もろもろの力の合力によって成り立っている。ボーカリストを中心に、強い前向きな力が存在することは明らかなのだが、その力がうまく波に乗れていないのは(強いグルーブがジェネレートされてこないのは)、本当に残念だ。上述の様々な力がうまくかみ合っていないのだ。 ただ、一番のポイントは、シンガーとバンドが音楽によってオーディエンス(少なくとも私を)を魅了できていなかったところ。シンガー、バンドのメンツともに、みんな凄腕なのに、である。 場なんて表面的に盛り上がらなくても、音楽の力がその場に存在(降臨)しさえすればいいのだと思う。もちろん音楽家は基本的にエンターテイナーである。しかし本来の音楽以外のちからでその場を盛り上げても本質的な部分はすかすかである。音楽で盛り上がらなかったら、その音楽に問題があるのだ。本当は技術論的にたくさんのことを言うべきなのであり、そしてその技術論的なところが本当は一番大事なのだが、ここでは特に触れない。 今回は諸条件重なってたまたま悪かったのかも知れない。今日はこのライブはパスして、よく知っているギタリストのバンドのライブに行けば良かったのかも・・・・。
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