イベント告知 

春の嵐が吹き荒れております。

WBCの日本は残念でした。

野球といえば、私はレッドソックス、特に2人のドミニカン、ラミレスとオルティズのコンビが好きです(ラミレスは渋々レッドソックにいるようだし、今回のWBCには参加してないようですが)。普段から野球観るならやはり大リーグなのですが ―日本では日本人大リーガーの出る試合しか放送しないのでちょっと不満なのですが? 、WBCの準決勝、決勝も楽しみです・・放送するかなあ。。。

さて、私は演奏しないのですが、今週末に開催されるイベントを紹介させて下さい。

今回の目玉はなんといっても、強力なソウルシンガーTakeo氏でしょう。太い地声、マービン・ゲイを思わせる甘いシャウトは、まさに、メジャーリーグベースボール級なのであります。是非体験して下さい!!

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3月18日(土) 青山JANOJA 

http://www.janoja.net/

Open:18:30
Start :19:00

Charge:ADV 1000円 / DOOR 1200円 (ドリンク/フード別)

出演Band:

◎ソウルシンガーTakeo/R&B Manufactures

 Takeo(Vo)、ようた(g)、林田裕一(key)、
 しんじゅ(b)、白根ヨシタカ(d)

 日本人R&Bの奇跡、
 至福のSoul法悦境であり神の恩寵
 ソウルシンガーTakeo、ついにSoulGarden登場!

◎武蔵野お兄さん會
 鐵切 伝九郎(ts)、Boss(b)、白根よしたか(dr)、
 鮎川亮(per)&more

 世界最小ワシントンGo-Go団体。
 ノンストップのワシントンDCスタイル。

◎武蔵野ファンク
 鐵切 伝九郎(ts)、パルメザン(trb)、キリマンジャロ(g)、
 コサックマサ(key)、Boss(b)、
 ウラッチ改めボボ・メキシコ(dr)

 オールドスクールジャズからファンクまで、
 独自のアプローチで迫る出会い系団体。
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最後に野球ですが、今シーズンは野茂の復活を祈っております。
[2006/03/16 23:27] gig/session | TB(0) | CM(1)

2月及び3月初旬)に観た映画 

レンタルよりテレビで観た映画のが多いかも。


間違えられた男 ヒッチコック 1956
 ヘンリーフォンダ。実話に基づく冤罪の恐怖を描いた映画で、確かにヒッチコック作品としては例外的だが、もちろんヒッチコック的味付けとして、妻の発狂(自らの超自我に押しつぶされる妻)が重要な物語要素になっていると思われる。警察検察の官僚制による召喚に翻弄されるヘンリーフォンダの控えめな不安の表現は、つぼを得ている。この映画が、普通のヒッチコック映画と異なるのは、「間違えられること」が、間違えられた側に理不尽な(特に妻に)罪の意識を生産してしまうという点ではなかろうか。この映画の妻は、例えば、夫婦喧嘩を自分のせいだと思ってしまうかわいそうな子供の系譜に置いてみることが出来るかもしれない。

鶴八鶴次郎 成瀬巳喜男 1938
 若くして認められた浪花節?の男女ペアの愛憎劇。長谷川一夫の了見の狭さ(嫉妬)が、ペア解消を招く。才能が有り愛し合いプライドの高い二人のすれ違いの人生。帝劇に出ない=山田五十鈴を芸の道に戻さないために、長谷川一夫は五十鈴の芸を貶して、再び別れ。長谷川一夫の坊ちゃん風(?)な演技が素晴らしい。五十鈴のプライドの高い感じも良い。役者及び監督の演出の良さ。

歌行燈 成瀬 1943
 能の若きホープ(花柳章太郎)が、田舎の按摩の鼻をへし折って按摩を自殺させてしまい父に破門され、「かどづけ」に生きるも、按摩の娘に芸を教え、最後は父に許されハッピーエンド。但し、ちょいと出会い等に出来過ぎ感があって脚本のご都合主義には鼻白むが・・。脇役がよい。

舞姫 成瀬 1951
 完璧なメロドラマといってよいだろう。夫との不和、20年来思いを寄せる男、ライフワークであるバレエ、母のバレエに関する志を継ぐ娘、父を尊敬する(尊敬しようと自分に無理強いしている)息子による家庭の崩落。超自我(社会的通念の内面化のみならず、享楽の強制に関与するものとしての)の介在がうまく描かれていると思われる。メロドラマの主役は、「超自我」なのだ。配役も素晴らしい。そして映画は、当たり前だが、みること、みられることによって構成されるねじれた社会的関係(たとえばこの映画の中では、「見栄」という言葉が出てくるが)を表現するに長けたメディアだなあ、と思う。もちろん、映画にはスペクタクルとしての側面もあるが、この映画ではバレエ(スペクタクルの対照としての)とねじれた社会的関係(まなざしの交差)の配合のバランスも良いと思われる。山村聰は、この手の駄目夫の役所にはまる(小津の『宗方姉妹』1950の田中絹代の夫役参照。)

つばさ 1927 ウィリアム・A・ウェルマン
第一回目のアカデミー賞受賞作の娯楽大作。「ハリウッド」が求めているものが、サイレント時代の当時も現代も基本的には変わっていないということがわかる。そういった要素の多くがこの映画の中に見いだせるだろう。アクション、スペクタクルと、それに絡む人間関係(この映画の場合、男の友情、親友との愛する女性を巡る葛藤、・・・)。あと、飛行機という近代的な装置(映画的スペクタクルの対象でもある)によって、親友同士が間違って戦ってしまうという設定が可能になっている点もおもしろい。近代的な戦争の匿名性、顔の見える伝統的な果たし合いとは異なる位相の殺伐な戦いによって、クライマックスが語られるところが面白い。パリでのらんちき騒ぎに関しても、酔っぱらい過ぎによる認識不能な女性の選択は、近代的な人間関係の変容(顔の見えない、人と人との関係がものとものとの関係に・・といった問題系)に連なっているものとしてよみとることもできなくはないだろう。

夫婦 1953 成瀬巳喜男
 上原謙はなんだかうまいのか下手なのかよくわからない俳優で、そういう意味では笠智衆もそうだけど(味は全然違うが)、上原謙は思っていることをはっきり言わない役どころがよくあう(例えば小津の「宗像姉妹」の田中絹代をずっと慕っている輸入家具家の若い経営者役。ちなみに「宗像姉妹」には上原も笠も出ていた)。はっきりはいなわないが、雰囲気で臭わせたり、ちょっとした表情で嫌悪感を出す。目が小さいからかなあ(よくわからない結論)。あと妻の杉葉子、原節子のようにべったりしてなくて、高峰三枝子のようにつんとしてなくてよいと思った。この映画の夫婦愛のハッピーエンドが重くも軽くもさせないよい妻役だと思った。

山の音 1954 成瀬巳喜男
 これは、上原謙と原節子の夫婦の危機の話。この映画の場合、アンハッピーな結末には原節子が妻の役として合っている感じがした。「夫婦」と同様、妊娠に対する対処が物語において重要な鍵となる。高峰三枝子が妻役の「妻」、そして「夫婦」と「山の音」、上原謙が夫役を演じる「夫婦もの三部作」って感じで観られて面白いっす成瀬。

きみに読む物語 ニック・カサヴェテス
 アルツハイマーの妻に、妻自身が過去に書いた夫婦の若い頃の美しい愛の物語を夫が語り聞かせ、妻の記憶の回帰を望み続けるという話。風景美しく、それがこの映画の叙情性を上手く立ち上がらせる。ニック・カサヴェテスって、「シーズソーラブリー」を観て、ちょいとエキセントリックだけど小器用な監督(今風でありがちな)だと思っていたのだが、この映画で、巨匠系に行きそうなきちんとした映画をとる力ある監督なんだと認識修正・好感。

レディ・キラーズ コーエン兄弟
 土やら死体やらを橋からゴミ運搬船に落とす絵(何度も何度も出てくる)が大変魅力的。その他細部にこだわりが感じられて良い。登場人物の演技のオーバーさも良好。

ユージュアル・サスペクツ 
 ケヴィン・スペイシーの味がよく出ている映画っすかね。しかし、今ひとつなにも残らない映画、って感じがするのは私だけか?なぜか?ディテールの問題?

座頭市逆斬り 森一夫
 勝新太郎はすばらしい。勝新は、本当にすばらしい俳優だと思う。

ジョンQ 最後の決断 ニック・カサヴェテス
 保険の不備で子供に心臓移植をすることが出来ない父親のアクティング・アウト(病院に人質をとって立てこもる)の映画。民主党系社会派映画ともいえる。

アメリカン・サイコ
 80年代M&A系ヤッピーの妄想サイコ野郎の話。表層は薄っぺらなナルシスト、内面は暴力殺人衝動の妄想でいっぱいという人間が悲劇(ある意味喜劇)的に描かれている。音楽が懐かしい感じ(80年代)。

呪怨 清水崇
 これがはやっていた(いる)のか。セット(というかロケだけど)が安っぽすぎて安普請の家具とか悲しい気持ちになる。予算&時間の関係もあるのだろうが。あとは撮影・ライティングの問題。特にライティングはベタすぎて品がない。これは現在の多くの日本映画全般に見いだせることである。これも悲しい気持ちになる。一言で言えば、「美くしくない」のである。ハリウッド・リメーク版はどうなんだだろうか。(シャル・ウィー・ダンスの日本版は、一番最後の英国のダンスホールでの映像以外は美しくないのである。)
 しかし、この映画を、死の欲動(欲望を超えた欲動)とか快楽を超えた享楽とかその手の諸概念によって読み込むことも可能だろう。呪われて付きまとわれて死に至る登場人物たちは、逆に彼ら・彼女たちこそがそこ(家や恐怖の対象)を離れられないのであり、従ってそこは強力な享楽に関連する「現実界」なのである。

8 mile カーティス・ハンソン
 エミネムのアイドル映画かと思ったら、なかなかよく撮れている映画だった。スタイリッシュな映像って基本的にはあんまり好きではないのだが(例えばマイケル・マンのコラテラル、多くのウォン・カーウァイ監督もの)、この映画の場合スタイリッシュさは抑制されているし、あとテンポ感のせいか、嫌み無く観られた。というか映画の物語的展開にいい感じに組み込まれていると思った。私の嫌いなスタイリッシュな映像って、その物語的展開に対する過剰さが、映画的良さに結びつかないもの。とりあえずこの映画ではそういうことは無い。ドアの撮り方が良いと思った。あと、汚い車もよい。

[2006/03/10 01:30] films | TB(0) | CM(2)