ミスターTと呼ばれてる(あるいは名乗っている)アラバマ出身黒人ブルース系のギタリストにバンドに誘われていて、そのリハ(というかセッション)に行く。場所は川沿いの倉庫街にある音楽スタジオ専門ビル。昔の倉庫を改造して、たくさんのスタジオが作られていて、アーサーというギタリストがその一部屋を借りている、というわけです。夕方以降は人気のない倉庫が建ち並ぶストリートに、こんな建物があるとは!ビックリ。
私はミスターTから誘われたのですが、どうやらリーダーはアーサーだったようで、彼が好きなレイボーンの曲とかロックンロールとか数曲やって、「ありゃりゃ、なんかイメージ違うぞ」って思いながらベースを弾いていたわけです(この時点でまだドラムは到着しておらず)。ミスターTはセルフィッシュな感じの人だと思っていたのだが、どうもかなりアーサーをたてている感じ。スタジオもってる人の勝ち、ってわけですわな(苦笑)。
で、ドラマー到着。なーんだ、セッションでよく見かけるスヴェンというロック系のドラマー。そんでダチをつれてきていて、二人ともタイトな黒いパンツにロングヘアーの完全にロッカータイプなわけです。
アーサーは非常に普通の格好で、その辺の兄ちゃん。あとハモニカ奏者が一人(まあ彼も普通の格好)、私はヒゲ面坊主頭のいつもの格好、ミスターTは白シャツベストにウールのパンツにキャップというよくわからん格好、そして二人の完全なロッカー。これでバンドやろうっていうわけ。
案の定、リハーサル(セッション)は、バラエティにとんだものとなり、AC/DC、マービンゲイ、スティービーレイボーン、JB、オリジナル、シャッフルのブルース・・・。これじゃ、いつものブルース&ビヨンドのセッションと変わらない・・(苦笑)。でもスヴェンのだちのスティーブン(ホントの名前はジーベン[ドイツ語で7]っていうんだって)はキャラが面白くて、ハードロックやるとバッチリな声質でシャウトして面白かった。
終了後アーサーに「どうだ?気に入ったか?」とすかさず聞かれる(いつも、こちらの人は、必ずはっきりとその手のことを聞いてくる)。で、私もはっきりと「ノー」と。「セッションとしては面白いけど、バンドとしては、メンツのキャラクタがバラバラすぎて興味がわかない」と返答。実際メインギタリストは二人は不要。ミスターTメインでいいメンツならなあ・・
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