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世紀の女王

「世紀の女王」BATHING BEAUTY (1944)

 上映時間 101分
 製作国 アメリカ
 ジャンル ミュージカル
 監督: ジョージ・シドニー George Sidney
 撮影: ハリー・ストラドリング Harry Stradling Sr.
 音楽: ジョン・グリーン John Green
 
出演:
エスター・ウィリアムズ Esther Williams
レッド・スケルトン Red Skelton

本作は第二次世界大戦中に作られており、どうやら兵士の慰問を目的としたものであるようだ。日本はこういう映画を作っていた国と戦争していたのか、日本と戦争していた国はこういう映画を作る国であるのだ・・・などと考えざるを得ないものをもっている映画(いまその国はまた新たな戦争を準備しているようにみえるが・・・・)。

映画はサビア・クガート楽団の演奏で始まる。ラテン調の音楽にダンスが映し出され、いい気分になっていると、カメラは今度は180度反転する、楽団は実はカリフォルニア(?)のリゾートホテルのプールサイドにいるのだ、すばらしい音楽とダンスは、なんとプールサイドでの楽しい会話やプールの中でのボール遊びをする客のための単なるバックグラウンドミュージックとして消費されていたのである。この驚くべきリッチさをもって、この映画は始まる。1944年につくられた、既に50年代のアメリカ消費社会、豊かな物質文明を予期するかのようなアウトドアのプールのシーンは、もうそれだけでノックアウトものである。

はっきりいって筋立てなどはどうでもよく、また女性の仕草やら番犬とのやりとりなどの幾つかのギャグがさえるレッド・スケルトンの仕草はそれなりにおもしろいけどそれもまあさしあたりどうでもよく、あとは、ラストの水中の群舞を含めてスペクタクルとしての幾つかのミュージカルシーンを頭を空っぽにして素晴らしいカメラやらカットやらのリズムを楽しめさえすばとりあえずはそれでオッケーなのである。

そのラストの水中群舞のシーンの音楽はヨハン・シュトラウスの歌劇『こうもり』序曲なのであるが、水着の女王としてエスター・ウィリアムスが巨大なタツノオトシゴの張りぼてとともに登場するときに流れる音楽はまさしくワーグナーであろう。私はこんな荒唐無稽なワーグナーの使い方を未だかつて体験したことがなく、滅茶苦茶感動した。コッポラの『地獄の黙示録』なんてこれに比べれば凡庸である。そう、この映画は「総天然色」ミュージカルラブコメディであるとともに、同時にこれはある意味において、戦時中に慰問を目的として作られたまったく戦争のシーンがない’戦争’映画でもあるのだ。

ともかく絶対に観ておくべき映画である(というか観てよかったとつくづく思っている)。

-^-^

2002年に観た直後に感想を書いたもの。

さっき検索して調べてみたら。この映画、中国で、共産党支配になる以前に公式に上映された数少ないハリウッド映画の一つらしい。昔の中国人は、なので、「風と共に去りぬ」とともに、この映画のことを覚えている人がいるらしいのである。どちらも戦時中に製作された映画ですね。
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